●―――――――――――――　縫い代（約）　―――――――――――――



● 裄丈 ：8 cm　 ● 身丈：6 cm （袖側 4㎝） ● 袖丈：5 cm

●―――――――――――――　素材　――――――――――――――


正絹

●――――――――――――　コメント　―――――――――――――


新品仕立て上がり 京友禅作家：二代目 【山科春宣】　
特選正絹高級京友禅 蒔糊散らし 紋付　八掛 紗綾型地紋
今回ご紹介する訪問着は、春宣の創作哲学を受け継ぎ、
「二代目春宣」の素晴らしい作品です。
蒔き糊は友禅染の技法の一種です。餅糊を竹の葉や皮に薄く塗って乾かし、
細かく砕いたものを、湿らせた布地に蒔いて防染する方法です。
引き染めや友禅染の前に、生地にぱらぱらと蒔糊をしてから染めることで、
染まらずに残った部分が、細かく角張った点になって不規則に現れます。
霞や雪の降る様子を表すのに用いられます。
染色時の湿度によっては糊が丸くなってしまったり、
粒の大きさに差が出てしまうなどの不出来につながるそうで、難易度の高い染めの技法といえます。
春宣のもつ独特の生命力あふれる瑞々しい筆の
タッチを踏襲しながら、現代女性の装いの感覚を大切にした
スタイリッシュなデザインが印象的な一枚に仕上がっております。
凛とした女性の美しさを演出いたします。
美しいお色、格調高い装いを演出いたします。
お着物らしい華美ながらも、控えめな上品さが魅力的です。
わびさびを感じさせるその表情。シンプルな中に、
豊かな個性と落ち着きある美しさを兼ね備える。
まさにお召しになる方の視点で創作された逸品でございす。
生地素材の上質さと、染めの確かな技、その洗練された
センスをお楽しみいただける最高級品です。
◆二代目 山科春宣◆
大正元年生まれ東京都出身,山科春宣は日本工芸会正会員
工芸染色の分野における重鎮作家として知られております。
京都に移り住み、高村樵耕に師事し、伝統工芸美術展入選
などの輝かしい経歴を持つ実力派の巨匠です。
残念ながら、平成10年に他界されております。
昭和12年 一代目「山科春宣」が独立自営。
昭和36年 日本工芸会主催。日本伝統工芸展に初入選 以後受賞数々。
昭和40年 春宣と号する。
昭和41年 日本工芸会正会員となる。
昭和54年 伝統工芸師に認定される。「中西克昌」入房する。
昭和60年 第22回日本染織展で日本工芸会賞。
平成10年 山科春宣他界。
平成11年 中西克昌「二代目春宣」と号する。
現物は画像以上に色合い・生地共に素晴らしいものですので、この機会に是非ともどうぞ！
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