元時代（13〜14世紀）
霍州窯

口径約 8.7cm 高約 7.7cm

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

霍州窯の馬上杯です。
馬上杯はその名のとおり馬の上で用いられた
もので、利便性のため高い足が付いています。

白化粧ののちに透明釉をほどこす技法は
同時代の磁州窯製品とも共通しますが、
目跡に霍州窯製品の特徴がみられます。
この種の馬上杯には、高台に円錐状の
トゲのような形をした粘土のトチンが
そのまま残っている作品がしばしばみられます。
これは他窯の製品にはあまりない特徴で、
本品に関しては見込のごく小さな目跡から
トゲ状のトチンの存在を推察できます。

霍州窯跡は1975年に見つかって以来、
本格的な調査はおこなわれていませんでしたが
近年になって発掘調査と保存がすすめられ、
金、元、明各時代の遺構から
窯道具や磁器片が大量に出土しており
中国の陶磁史における重要な窯として
注目されています。

傷や補修のない美品です。
仕立ての良い桐の共箱が付属します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

※照明などにより実物の色が写真と
多少異なって見える場合が有りますのでご了承下さい。
※大きさはおよそのサイズです。
※ヤフオク、PayPayフリマのみに出品しています。
無断転載の詐欺サイトにご注意ください。

ほかにも古美術品を販売しております。
どうぞご覧ください。