インドネシアのソンケット文化の全てを理解するための一冊（英イ語）
(Kain Songket Indonesia(Songket Weaving Indonesia)
インドネシアは、1万7千の島々、そして300にも及ぶとされる民族から構成される多民族複合島嶼国家です。まさに島の数だけ、民族の数だけ独自の文化が育まれてきたわけです。特に織物は、インドネシアを代表する庶民繊維文化として、古来より今日まで女性たちの手で脈々と受け継がれてきています。その種類の豊富なことは、バティック一つをとっても容易に理解できます。この他、イカット、そしてソンケット、そして刺繍、タピスなど、インドネシア各地に高度なテキスタイル文化が開花しています。
この『Kain Songket Indonesia(Songket Weaving Indonesia)』は、Dra. Suwati KartiwaM.Sc著によるもので、スマトラ島に始まり、カリマンタン島、スラウェシ島、バリ島、東西ヌサトゥンガラ（東ティモールについても言及）、マルクなど、インドネシア全土のソンケット布文化について紹介、考察しています。巻末にある全インドネシアのソンケット地図も含め、参考文献名も充実しています。全96ページ。Penerbit Djambatan社によって1986年に初版が発行されました。これは1996年の第三版です。

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