24.9×17.3㎝
本文 全32丁末尾1丁表   明治六年 癸酉一月日         東目村 長谷川栄吉    とあり。      『草山歌集』は僧元政撰。『続近世奇人伝』に母、石井氏、或夜の夢に、高僧入来りて、たのも しきかな、といふとおぼえて後孕ることあり。元和九（1633）年己亥二月廿三日、京師一条のほとりに生る。 とあって、高僧から受胎を告げられたのは、どこやらで聴いた話に似ている。
で、その注釈書が『草山和歌集孤考』であるわけだが、「画像10」にあるように、「鈴鹿文庫」に板本二冊が収蔵されていて、「義天著」とある。 が、色々調べてみたが、彼の素性はよく分からなかった。僧には違いないのだが、同名の僧を探り当てたが、歌の解説をした風にも思えない御仁だった。僧としての成果は出していたが、同姓同名だったと思う。

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