商品コード | 352b8d7dd39ed7 |
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category | 1700年以前 |
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メーカー名 | 352b8d7dd39ed7 874 |
大航海時代の末期頃、
オランダ船でヨーロッパへ運ばれた多くの東洋陶磁器の中に、
ひときわ眼を引く色絵磁器の一群。
柔らかい陶器のような、それでいて精巧な薄造りの純白の肌。
鮮やかな色彩で描かれる華やか、かつ繊細な文様。
現在、柿右衛門様式と呼ばれるそれらは、
その後始まる西洋の磁器生産にも大きな影響を及ぼす事となります。
ヨーロッパの王侯貴族を魅了したその柿右衛門様式と呼ばれた、
色絵柿右衛門の作品に憧れ、遠くヨーロッパの地に於いて、
何とか、柿右衛門の作品に並びそしてより美しい作品を作り出そうとして、
マイセン窯を筆頭に、鎬を削って切磋琢磨していた頃の作品と思われ、
その素地や釉薬等からして、当時の古和蘭陀(オランダ)焼の作品と思われる
大変貴重な作品です。
なお、先日、偶然にも、
結婚式の引き出物として製作された、十三代柿右衛門の手による、
錦 粟鶉文 額皿が手に入りました。
酒井田柿右衛門家として代々この意匠の作品が継承・製作されてきたことから、
この、『伝・古和蘭陀(オランダ)焼』の作品のモデルとなった品と同手の品
と思われましたので比較対象の品として併せて鑑賞して頂けましたらと思い、
二点一緒に出品させて頂きました。
《 十三代柿右衛門 》
1906~1982年
酒井田柿右衛門は江戸時代から肥前国有田の陶芸家の子孫(後継者)が襲名する名称。
柿右衛門様式は花鳥図などの題材が暖色系の色彩で描かれ、
乳白色の余白と豊かな構図が特徴。
有田の酒井田柿右衛門が考案した濁手(にごしで)と呼ばれる
乳白色の地色の製作技術は18世紀末に断絶してしまったが、
大正・昭和期にこれを復活させたのが十三代柿右衛門である。
この功績により1971年に重要無形文化財保持者(人間国宝)となっている。
■本 体(伝・古和蘭陀(オランダ)焼)
寸法/縦約23.5cm・底径約10.0cm。
サイン/銘等あり。
状態/皿縁に補修跡あり(磁貫は少し見られます)。
■額
寸法/縦約40.5cm・横約35.0cm・厚さ約4.5cm。
前面/なし。
枠/木製。
状態/良い方です。
■寸 法(十三代柿右衛門)
寸法/縦約21.5cm・高台径約12.0cm・高さ約3.0cm。
■状 態
目立った傷は無く、状態の良い品です。
■付 属 品
栞・共箱。
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骨董品(古美術品)との出会いは、得てして縁の部分が多分にあります。
ご紹介している品々は、現代の既製品の品と違い、
この世にすべてふたつとは無い品であり、
この場で出会えた事は何かの御縁だと思います。
※※この良きご縁を大切にして下さい。※※