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ショーケース

イギリス

ウォールナット材

1930年頃

横幅：67cm　奥行：32cm　高さ：118cm

小ぶりと言えるサイズ感のショーケースです。
陶磁器・チャイナウェアを飾ったことから、チャイナキャビネットとも呼ばれています。
あまり一般的な呼称ではなく広義にはショーケースを指しますが他のショーケースと区分する意味で、当店ではこれくらいの年代とサイズのものをチャイナキャビネットと呼ぶことが多いですかね。

長方形型を基調として前面が弧を描くボウフロントと呼ばれるデザインで、チャイナキャビネットでは定番的なデザインの一つと言えるでしょうか。
定番と呼ぶほどには見かけないものでもあります。
他には台形型と半月型の3つのタイプであることがほとんどと言えますかね。
長方形型タイプは扉幅と本体幅がほぼ同じなので中のものが出し入れしやすいのが一番のメリットですかね。
それだけ置き場所に対して無駄なくたくさん収納できるとも言えると思います。
開閉時の剛性感(安心感)は下がりますが、実用強度としては問題ない程度とお考え下さい。
全体としてはすっきりとシンプルなデザインで、それだけに杢目の美しさやボウフロントの個性を引き立てているように思います。
あくまでも主役は中に入れるものではありますが、素敵なケースに入っていればより良く見せてくれますよね。

天板や扉枠のように杢目を貼ることで、こうした美しい杢目を楽しむことができます。
特に天板の左右対称になった杢目が印象的ですね。
いわゆる化粧張り(veneer)と呼ばれる技法で、古代エジプト時代には存在したものの、ヨーロッパでは15世紀頃まではほとんど使われず、ルネサンス期に装飾として注目されたそうです。
その後も流行を繰り返しながら、チャイナキャビネットでは多くのものが化粧張りの技法で仕上げられています。

カップ&ソーサーやグラス、お人形さんなどのコレクションケースとしてだけでなく、お店のディスプレイキャビネットとしてお探しの方も多いお品です。
リビングに置いてお客様にカップなどを選んでもらったりするのも楽しいですよね。
背面にはミラーが入っていることで、奥行きのあるディスプレイが楽しめそうです。
扉部分のデザインも比較的シンプルで中のものが見やすそうです。
縦柱の中に丸型を思わせる装飾を着けていながらも、正面から見たときにミラーの部分には遮蔽物が無いというか、飾りを無くしているのがなんとも心憎いデザインですよね。

アンティーク調の取っ手をお付けしております。
棚ガラスは前側は本体と同じように弧を描き、奥側はミラーの部分だけえぐった変則的な形状(凹型とでも言いましょうか)をしています。
天板にニスハゲ、クロスにシミ、ガラスにキズ、ミラーに曇りとキズがありますのでお写真でご確認ください。

内寸
横幅：53cm　奥行：22.5cm　高さ(上から)：29cm・29cm・30cm
※内寸は起伏があり、参考程度にお考え下さい。(変則的な形状の棚になります)

送料区分：Cランク　(クロネコヤマト・ホームコンビニエンス)
開梱設置・梱包資材の処分を含む配送方法です。

送料例：関西および愛知県 7,500円・東京都神奈川県など関東 8,000円・福岡県 9,000円

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当店ではご注文後に締め直しなど商品のお手入れをさせていただいております。
お手入れには順番待ちを含めまして２-３週間のお時間を頂戴しております。
(商品によりましてもう少しお時間をいただく場合がございます)
お店のオープンやお引っ越し等でお急ぎの場合、納期が事前にお決まりの場合などは、
商品IDとお届け先をご明記の上、予めご相談くださいませ。

お手入れはお品のぐらつきがないか、引き出しや扉の開閉チェックなど実用部分が中心となります。
お掃除やワックスがけ、足裏のフェルトの貼り付けなども行わせていただいております。
記載のダメージに関しましては特別に手を加えることはなく、外観としてはお写真のままでのお渡しとお考え下さい。
棚板の増設、座面の張り替えなど、ご要望がございましたら事前にお問い合わせください。

【 実店舗・工房 】 掲載品はすべて展示しております!

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