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◆今回のお刀は今年８月に「保存刀剣」に認定されたばかりです。無銘：「尾張関」と極められています。
　適切な銘があれば「特別保存刀剣」だったと思われる出来です。
◆このお刀は脇差の分類ですが、刃長１尺八寸：５4.5ｃｍで大脇差、長脇差、小太刀と呼ばれる体配です。
　小太刀のみを使う流派もあり、侮れない実力派です。
◆また、この小太刀はなんと元重ね8.0ｍｍ、元幅30.0ｍｍ、先重ね5.3ｍｍ、先幅22.0ｍｍとお刀としても厚く、
　幅広い体配であり、特に元重ね8.0ｍｍは脇差ではほとんどお目にかかれない超ゴリゴリというレベルで誠に頼もしいお刀です。
◆半太刀拵えの鞘の状態も大変良く目に美しいと言えるレベルです。鞘尻、鞘の補強金具、くり型、鯉口の補強金具、柄頭
　柄縁は全て一作造りで全て美しい状態です。
　また、現代物ですが、小柄は袋は龍の彫刻、穂は焼き入れの刃紋がある本格的な物が付いております。
◆出来も当然大変良く、地肌は精緻な柾目肌、刃紋は湾れ刃、匂い口締まり、砂流し現れ見どころが多いです。
◆また。この体配にして大変手持ちがよく、樋はありませんが、私ごときが片手でこのお刀を振ると風斬り音が発生
　します。
　古名刀のようなバランスの良さを持っています。
◆鞘、柄、鍔回りにも全くガタはなく、目釘も煤竹の寸法のあったものが使われており、このままで抜刀、居合に安心
　して使っていたけます。また、目釘は煤竹の表面を可能な限り残し、より強度があり作るのに難易度の高いものが使
　われています。
◆約１年前に研磨済で目につく鍛え、錆も無く、肉眼では刃こぼれは認められません。もちろん刃切れもありません。
◆発送はゆうパックで送料当方負担で致します。