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1964年末、東西冷戦下の”鉄のカーテン”に囲まれた東ドイツ・ベルリンにおいて吹き込まれたRolf Kuhnの代表作。弟のJoachim KuhnやMichael Urbaniak等を加えたクインテットによるドイツ産モダンジャズの最高峰と称されるコレクターズ盤[Solarius]のオリジナル盤の出品です。

50年代には米国に渡り秋吉敏子やEddie Costa等と共演。60年代初頭に帰国後は、昨年8月に他界するまで数多くの作品を精力的にリリースし続けたRolf Kuhnの最高傑作で、ドイツ産モダンジャズ最高峰の一枚。コルトレーンの影響を受けたモード奏法を、当時のジャズではマイナーな楽器だったクラリネットに落とし込んだ独自のサウンドが楽しめる作品で、弟のJoachimや、ポーランドの重鎮Michal Urbaniak、Joachimと共にWerner Pfuller Quintettで活躍していたKlaus Koch、前年にZbigniew Namysowskiの大名盤[Lola]や、Novi Singersのデビュー作に参加したCzeslaw Bartkowskiが参加しています。

ベルリンに別れを告げる前年の旧東独での最後の録音となった一枚。マイナーコードを多用した冷ややかなピアノと小気味良いリズムに乗せ、Urbaniak~Rolfが素晴らしいソロを聴かせる”Minor Impressions”を皮切りに、ゆったりとした美しい時が流れるような浮遊感漂うタイトル曲”Solarius”、欧州らしい仄暗い雰囲気とクールな演奏が調和した”Lady Orsina”のRolfオリジナル三曲を始め、仄暗い雰囲気が漂うJoachimオリジナルのアブストラクトなモダールナンバー”Soldat Tadeusz”等、全6曲を収録しています。

大変貴重な当時のオリジナル盤です。リリース直後に東ドイツから亡命した為に、重版されることなく、在庫も回収されたと言われるレア盤です。現在欧州でも200ユーロ前後の価格で取引される人気盤です。お探しだった方や興味がある方は是非ご検討下さい。


■リリース情報

AMIGA 8 50 046
旧東独オリジナル　モノラル盤
1965年リリース
オリジナルピクチャースリーブ
新品ダイカットスリーブ付

■コンディション

盤　VG+~VG++(表面上の薄い紙スレがやや目立ちますが、酷い傷や汚れはありません。A2. Solariusの中盤あたりで周回的な軽いポツ音を5~6回拾う以外はチリ等はほぼ感じられず、音鳴りの良いクリアな再生が楽しめる盤です。レーベルも綺麗です。)

スリーブ　VG+(エッジスレ、小さな角打ちあります。表側一部に軽いシワ、背付近に軽い変色あります。裏側に僅かな薄汚れ、背付近に軽い変色あります。背の傷みがやや目立ちますが抜けはありません。)


■此方の商品は現状渡しになります。

基本的に検盤は全面クリーニング後に目視にて行っております。気になる箇所がある場合には試聴しておりますが、全面試聴はしておりませんので見落とし等が有る場合がございます。また、再生環境等により聴感上で違いがある場合がございます。併せて御了承の程お願い致します。
コンディション等の表記はあくまでも主観的なものです。御参考までにお願い致します。
中古品である事を御理解の上、NCNRのお取引を御願い申し上げます。

■発送について

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