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  4. 匂宮・今上天皇の皇子、姉上の女一の宮(今上天皇の皇女)を訪問・自筆「源氏物語」総角の原文・茶道61-B

注目ショップ 匂宮・今上天皇の皇子、姉上の女一の宮(今上天皇の皇女)を訪問・自筆「源氏物語」総角の原文・茶道61-B 柿右衛門様式

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  • ☆お料理屋さんの器 古伊万里 金彩色絵 菊花秋草文の豆皿 五枚 箱無 小皿
    ¥50,000 ¥28,000
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  • 【和】(6156) 作家物 十二代酒井田柿右衛門作 岩花図七寸皿 五枚揃柿右衛門在銘有
    ¥20,000 ¥11,400
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  • 【趣楽】 名工 十二代 酒井田柿右衛門作 錦牡丹画飯茶碗五客 共箱 本物保証 L1881
    ¥40,000 ¥23,200
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  • ☆酒井田柿右衛門 作 錦 花文 ぐい呑み 箱無し 酒盃 酒杯 酒器
    ¥7,000 ¥5,950
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  • 十二代酒井田柿右衛門 錦花画果物皿五客 美しい作品k271
    ¥40,000 ¥23,200
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  • 【茶】酒井田 柿右衛門 錦花実文 蓋付湯呑 一対 梅菊柘榴
    ¥10,000 ¥8,500
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  • [ギャラ藤]真作保証/人間国宝/十四代 酒井田柿右衛門/濁手野草文香炉/共箱/G-328(検)茶道具/香道具/香木/伽羅/伊万里焼
    ¥450,000 ¥216,000
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  • 【真作保証】 14代 酒井田柿右衛門 錦牡丹鳥文花瓶 人間国宝 日本工芸会副理事長 コレクター放出品 (奥川忠右衛門 井上萬二 中村清六) 佐賀
    ¥35,000 ¥20,300
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  • 十二代酒井田柿右衛門 染錦牡丹絵香合 美しい景色☆z384
    ¥28,000 ¥15,960
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  • C 天皇皇后両陛下献上の名門 小畑裕司 仁窯 有田焼 柿右衛門様式 酒盃(5.7×5.2㎝)花柄 絵替わり 3種 3個 共箱入り レア
    ¥12,800 ¥7,296
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  • E300★十三代・酒井田柿右衛門【濁手草花文壷】花瓶 花入 壺 置物 茶道具 高さ約24.2cm 共布 共箱 重さ約:423g
    ¥180,000 ¥86,400
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  • 十三代酒井田柿右衛門(造)乳白手花鳥図瓶 花入 花瓶 花生 花器 小瓶 一輪挿し 有田焼 古陶磁 重要無形文化財 美品 z3072o
    ¥16,800 ¥9,576
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  • 18世紀江戸 色絵蕎麦猪口 酒井田柿右衛門
    ¥79,000 ¥42,660
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  • 伊万里焼 人間国宝 十ニ代 酒井田柿右衛門 人気の柿柄 染錦柿 菓子器 渦福
    ¥15,000 ¥8,550
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  • TN28 花瓶 十四代 酒井田柿右衛門 錦 牡丹鳥文 一輪生 高16.8㎝ 共箱付
    ¥25,000 ¥14,250
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  • KA28 十四代 酒井田柿右衛門 錦 苺文 皿 五客 5寸 幅15.2㎝ 栞・共箱付
    ¥38,000 ¥22,040
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  • 薫の君、大君を迎える準備、匂宮(匂宮・今上天皇の皇子)と中の君のために奔走・自筆「源氏物語」総角(あげまき)の原文・茶道51-B
    ¥29,000 ¥16,530
    薫の君、大君を迎える準備、匂宮(匂宮・今上天皇の皇子)と中の君のために奔走・自筆「源氏物語」総角(あげまき)の原文・茶道51-B
  • 雲居雁(夕霧の正室)、父の邸に里帰りをする、夕霧、迎えに訪れる「源氏物語」夕霧の巻・大炊御門宗氏・自筆・茶道67B
    ¥28,000 ¥15,960
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  • ☆十二代 酒井田柿右衛門 造 染錦 松竹梅文 蓋付 柘榴画 輪線珍味入 10客 共箱 お料理屋さんの器 蓋向付
    ¥65,000 ¥35,100
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  • 柿右衛門様式 手桶 花瓶 花生 色絵 染付 古伊万里 錦花鳥画 古美術 美術品 花器
    ¥18,778 ¥10,703
    柿右衛門様式 手桶 花瓶 花生 色絵 染付 古伊万里 錦花鳥画 古美術 美術品 花器
  • 大型図録本柿右衛門古伊万里カラー写真解説180点江戸時代茶道具色絵磁器赤絵色絵壺輪花鉢絵皿大皿色絵人形香炉色絵獅子水注銚子徳利酒器盃
    ¥9,800 ¥8,330
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  • 【真作】■第13代・酒井田柿右衛門■松竹梅図皿2枚■共箱■昭和時代の陶芸家■
    ¥150,000 ¥72,000
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  • 【趣楽】 酒井田柿右衛門作 酒器揃い11点 徳利高さ11cm 本物保証 Y1831
    ¥40,000 ¥23,200
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  • 【開】江戸時代中期 藍柿様式染付桔梗蝶に菊文蕎麦猪口 古伊万里そば猪口 向付 K122
    ¥25,000 ¥14,250
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  • 鍋島焼 畑萬陶苑 芙蓉文 ゴブレット 定価26,400円
    ¥9,000 ¥7,650
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  • 古伊万里 染付 湯呑 セット 中国 ぐい?み 湯飲 まとめ 年代物 時代物 レトロ アンティーク 陶器 骨董 (21_808_11)
    ¥8,850 ¥7,523
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  • 織部焼 鉄絵葦紋 徳利2本&猪口5客 酒器揃え
    ¥15,000 ¥8,550
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  • M0197A6 徳川家御用蒔絵師 梶川作 蒔絵印籠 五段印籠 花草蒔絵 木彫根付 武士龍紋 提げ物 緒締 腰提 飾物 蒔絵花草文箱付 時代物
    ¥57,888 ¥31,838
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  • 時代武具 鉄地鍔 肥後 金象嵌 桐箱付 江戸時代/鐔/23e039
    ¥22,546 ¥12,851
    時代武具 鉄地鍔 肥後 金象嵌 桐箱付 江戸時代/鐔/23e039
    • 注目ショップ 匂宮・今上天皇の皇子、姉上の女一の宮(今上天皇の皇女)を訪問・自筆「源氏物語」総角の原文・茶道61-B 柿右衛門様式

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      匂宮・今上天皇の皇子、姉上の女一の宮(今上天皇の皇女)を訪問・自筆「源氏物語」総角の原文・茶道61-B_画像1 匂宮・今上天皇の皇子、姉上の女一の宮(今上天皇の皇女)を訪問・自筆「源氏物語」総角の原文・茶道61-B_画像2 匂宮・今上天皇の皇子、姉上の女一の宮(今上天皇の皇女)を訪問・自筆「源氏物語」総角の原文・茶道61-B_不昧公の正室・方子と娘・玉映の落款閉じる

      不昧公の正室・方子と娘・玉映の落款

      匂宮・今上天皇の皇子、姉上の女一の宮(今上天皇の皇女)を訪問・自筆「源氏物語」総角の原文・茶道61-B_「香煙引到楚香処」白氏文集の有名な漢詩閉じる

      「香煙引到楚香処」白氏文集の有名な漢詩

      匂宮・今上天皇の皇子、姉上の女一の宮(今上天皇の皇女)を訪問・自筆「源氏物語」総角の原文・茶道61-B_仙台藩医・木村寿禎の落款閉じる

      仙台藩医・木村寿禎の落款

      匂宮・今上天皇の皇子、姉上の女一の宮(今上天皇の皇女)を訪問・自筆「源氏物語」総角の原文・茶道61-B_原本の断層画像写真閉じる

      原本の断層画像写真

      匂宮・今上天皇の皇子、姉上の女一の宮(今上天皇の皇女)を訪問・自筆「源氏物語」総角の原文・茶道61-B_大君と中の君を見る薫の君(源氏物語/国宝)閉じる

      大君と中の君を見る薫の君(源氏物語/国宝)

      匂宮・今上天皇の皇子、姉上の女一の宮(今上天皇の皇女)を訪問・自筆「源氏物語」総角の原文・茶道61-B_琵琶を弾く匂宮と中の君(源氏物語・国宝)閉じる

      琵琶を弾く匂宮と中の君(源氏物語・国宝)

      匂宮・今上天皇の皇子、姉上の女一の宮(今上天皇の皇女)を訪問・自筆「源氏物語」総角の原文・茶道61-B_大君・中の君姉妹と匂宮(網代車・宇治)閉じる

      大君・中の君姉妹と匂宮(網代車・宇治)

      匂宮・今上天皇の皇子、姉上の女一の宮(今上天皇の皇女)を訪問・自筆「源氏物語」総角の原文・茶道61-B_匂宮の紅葉狩の舟下りを見る大君と中の君閉じる

      匂宮の紅葉狩の舟下りを見る大君と中の君

      京都の公卿・大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)自筆「源氏物語」近衛基熙・旧所蔵

      自筆「源氏物語」の「総角(あげまき)」の巻は、禁裏(京都御所)において書かれたものです。

      「総角の巻」の主人公は、源氏の君と女三の宮の皇子・薫の君と今上帝天皇と明石中宮の皇子・匂宮のきらびやかな恋物足りが描かれている

      自筆「源氏物語」の筆者である「大炊御門宗氏(おおいのみかどむねうじ)」は、室町時代の第103代天皇である後土御門天皇(ごつちみかどてんのう)の曽祖父です。
      したがって、出品した自筆「源氏物語」は、天皇の曽祖父の貴重な自筆です。大炊御門宗氏の長男・信宗の娘が大炊御門信子(のぶこ)であり、信子は後花園天皇の寵愛を受け准后として御所に居住し、皇子を生み後に第103代後土御門天皇として即位し、信子は生母・皇太后となる。現在の今上天皇と系譜がつながっている。

       関白・近衛基熙(このえ もとひろ)は、後水尾院(第108代後水尾天皇)の皇女・常子内親王と結婚。二人の皇女・熙子(ひろこ)は、甲府藩主・徳川綱豊と結婚。綱豊は、のち第六代将軍・徳川家宣となり、熙子(ひろこ)は将軍家宣の正室となった。近衛基熙は、千利休の孫・千宗旦との茶会の交流(下記に掲示)で知られると同時に、第111代・後西院天皇や後水尾天皇を主賓に迎え茶会を開催。茶会の際、基熙が所蔵する藤原定家・自筆の「定家色紙」を持参した記録がある。基熙は、他にも朝廷・幕府の間で茶会を何度も開催した記録が残っている。(資料の記録は下記に掲示)

       出品した「源氏物語」は、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)」の自筆です。
       自筆「源氏物語」の書の特徴から高松宮系統と称されるものです。「源氏物語」には、応永五年(1398)~応永十三年(1406)までの複数の年号の記載があることから、少なくとも応永五年から8年間にわたり書かれていることがわかる。このため後醍醐天皇の宸翰(しんかん・天皇自筆)にかなり近い年代に書かれていることがわかる。また、各巻ごとの書かれた年については不明。従って、応永五年とは、書き始めの年である。また、落款から、後年、近衛基熙(1648~1722)の所蔵となり、時代が下って、松平不昧公の手にわたり、正室・方子の所蔵となったものである。近衛家で永く保存されておりましたので、保存状態は極めて良好です。


       大炊御門家は、平安時代末期摂政関白藤原師実の子経実・治暦4年(1068)~天承元年(1131)を祖として創立された。大炊御門北に邸宅があったため「大炊御門(おおいみかど)」を称する。初代、経実の子経宗は平治の乱で平清盛方の勝利に貢献。また、二条天皇の外戚として勢威をふるい、左大臣に昇った。出品した「源氏物語」の筆者・大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)は、大炊御門家13代の当主で南北朝時代から室町時代前期の公卿。応永5年(1398年)に従三位となり公卿に列する。備前権守、参議、権中納言、権大納言などを歴任し、応永27年(1420年)に内大臣に昇任した。

       旧・所蔵者の近衛基煕は、「源氏物語」に造詣が深く、「源氏物語」の注釈書『一簣抄』(いっきしょう)を著(あらわ)しております。炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、近衛基熙が研究のために収集し、のちに出雲松平家に伝わり、松平治郷の正室・方子が鑑賞していたものです。近衛基熙が所蔵する自筆・「源氏物語」の中で、最も美しく繊細な筆致で記された平安時代の文字に最も近いとされております。数ある自筆「源氏物語」の中で、第一級品と称される貴重な自筆です。


       出品した「源氏物語」は総角(あげまき)の内容の要旨
      『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。総角の巻は、源氏の君と女三の御子、薫の君と今上天皇の皇子・匂宮の恋物語を描いております。大君と中の君の姉妹は、朱雀院(前朱雀天皇)の弟・八の宮を父とする。八の宮のなきあと宇治にこもる大君と中の君の姉妹のうち、大君との結婚を望む薫の君(母は、前朱雀天皇の皇女・女三の宮)は老女房の弁たちの手引きで大君の寝所に入るが大君は気配に気づき隠れてしまう。大君の意思を知った薫の君は中の君を匂宮(今上天皇と明石中宮の皇子)に紹介し結婚させようと考え、九月のある夜ひそかに匂宮を宇治に案内し、中の君と逢わせてしまう。しかし、母后・明石中宮に反対され、その後は身分柄思うように宇治を訪問することができない。大君と結ばれぬまま終わった薫は深い悲嘆に沈む。一方、薫の君の悲しみを人伝てに聞いた明石中宮は、「ここまで想われる女人の妹姫なら、匂宮が通うのも無理はない」と思い直し、匂宮に「二条院へ妻として迎えても良い」と認めた。匂宮は、中の君を京の二条院に引き取る決意をする。


      自筆下部の印は出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)」と娘・幾千姫(玉映)の落款(印譜)

      原本自筆上部に「香煙引到楚香処」(香煙引き到る、楚香の処)という漢詩文の落款が押捺されている。この漢詩は「白楽天」のうち「李夫人(りふじん)」の中の有名な一節である。この漢詩は、「反魂香(はんごんこう)」としても広く知られている。前漢の武帝王が美しい李夫人の死をいたみ「反魂香」を九華帳(漢王の寝室にかける,幾重もの花模様のついた,美しいとばり)の中で香を焚くと、美しい夫人の魂が煙に導かれ魂を呼び返してその姿を煙の中に夫人の姿が現われる。紫式部が「総角」を書くに際し、「白楽天」の漢詩を読み理解したうえで、「総角」の中の「大君が父君の八の宮を呼ぶべき煙がほしい」という意味から原文の中で、「人の煙にありけむ香の煙そ、いと得まほしくおほさるる」と書いていることから紫式部が「白楽天」のうち「李夫人(りふじん)」の「反魂香(はんごんこう)」の漢詩に共鳴していることがよくわかる。詳細な理由は下記説明欄に記載
      (自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。)

      大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」近衛基熙・旧蔵の来歴については下記「説明欄」に記載

      《「源氏物語」総角(あげまき)の巻》
      「総角」の巻は英文で「Trefoil Knots」と表記されます。
      《自筆上部の「香煙引到楚香処」(香煙引き到る、楚香の処)という漢詩文の落款が押捺されている。この漢詩は「白楽天」のうち「李夫人(りふじん)」の中の一節です。この漢詩は、「反魂香(はんごんこう)」としても広く知られている「白氏文集」の中の有名一節です。》

      「額縁入自筆原本」

      (自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。)

      「自筆原本」

      自筆右下の印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室・方子と娘・幾千姫(玉映)の落款。

      自筆上部の「香煙引到楚香処」(香煙引き到る、楚香の処)という漢詩文の落款が押捺されている。
      この漢詩は「白楽天」のうち「李夫人(りふじん)」の中の有名な一節です。

      《原本中の凹凸はストロボの影響によるものです。》

      自筆下部の印は出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)の落款(印譜)


      自筆が「古切」とされたのは江戸時代。古切に至る詳細な経緯は下記「希少価値欄」に記載

      (1)・自筆の「原文の読み下し文」は次の通りです。


      《「源氏物語」総角(あげまき)の巻》
      《「香煙引到楚香処」(香煙引き到る、楚香の処)という漢詩文の落款が押捺されている。この漢詩は「白楽天」のうち「李夫人(りふじん)」の中の有名な一節で「白氏文集」に由来するものです。》

      《御ゑ(繪)ともの》・・・・あまたち(散)りたるを、見給へは、
      をかしけなる女繪ともの、戀する男のすさひなと書きませ、
      山里の、をかしき家居なと、心ゝに、世の有樣かきたるを、
      よそへらるゝこと多くて、御目とまり給へは、
      すこし聞え給ひて、「かしこへたてまつらん」とおほす。
      在五か物語かきて、いもうとに、琴教へたる所の、「人の結はん」
      と言ひたるを見て、いかゝ思すらん、すこし近く參り寄り給ひて、
      「いにしへの人も、さるへき程は、隔てなくこそ、ならはして侍りけれ。
      いと、うとうとしくのみ、もてなさせ給ふこそ」
      と、しのひて聞え給へは、「いかなる繪にか」
      とおほ(思)すに、・・・・《をしま(卷)きよせて》


      (文責・出品者)
      「原文の読み下し文」は、読みやすいように「通行訳」としております。



      (2)・自筆の「原文の現代語訳文」は次の通りです。


      《「源氏物語」総角(あげまき)の巻》
      《桐壺天皇の皇子・八の宮の御子・大君と中の君と薫の君、匂宮の恋物語》

      《十月、宮(匂宮・今上天皇の皇子)が紅葉狩りを口実に宇治を訪問したのちに都へ戻る》

      《匂宮(今上天皇の皇子)、父帝(今上天皇)より宮殿からの外出を禁止される》

      《匂宮・今上天皇の皇子、姉上の女一の宮を訪問》

      《あの宇治の山里の人(桐壺天皇の皇子・八の宮の姫君・中の君)は、いかにもいじらしく
      気品の高いことでは負(ひ)けをとるまいなどと、何はさておき思い出すにつけても
       宮(匂宮・今上天皇の皇子)は、ますます恋しい気持になられる。
      女宮(女一の宮・匂宮の姉・今上天皇の皇女)の、おそばの御絵が》・・・・・散らばっているのを
      気晴しにごらんになると、数々の見るからに美しい女絵で、恋する男の住いなどを描いたり、
      山里の風情(ふぜい)に富む家の有様など、思い思いに男女の仲らいを描いてあったりする。
      宮(匂宮・今上天皇の皇子)は御絵を見ながら、ご自分の身につまされることが多くて興味深く
      お感じになるものだから、女宮(女一の宮・匂宮の姉・今上天皇の皇女)に、その御絵を
      少し分けていただくようにおねだりして、宇治のお方(桐壺天皇の皇子・八の宮の姫君・中の君)に
      さしあげようとお思いになる。
      在五(ざいご)の物語(伊勢物語)を絵にして、妹に琴(きん)を教えているところで、「人の結ばん」と
      言っているのを見て、どうお思いになったのか。
      宮(匂宮・今上天皇の皇子)は、女宮(女一の宮・匂宮の姉・今上天皇の皇女)のおそばに
      少しお近寄り申されて、
      (匂宮・今上天皇の皇子)「昔の人も姉弟の仲でしたらつねづね隔てを置かないのが習わしでした。
      ほんとにいつも他人扱いになさるのが……」
      と、小声でお申しあげになると、女宮(女一の宮・匂宮の姉・今上天皇の皇女)は、
      どのような絵なのかとごらんになりたそうなので、・・・・《巻きおさめて几帳の下から
      御前におさし入れになると、うつむいてそれをごらんになる女宮の御髪(みぐし)の波うってこぼれる。》

      現代語訳の出典・「源氏物語」小学館刊・阿部秋生・東大名誉教授(1999年没)

      備考・出品した自筆は、大炊御門宗氏・自筆で近衛基熙の旧・所蔵になるものです。




      (2)・自筆の「英訳文」は次の通りです。


      《Trefoil Knots (総角)》
      They had been painted, and very skillfully, to appeal to womanly tastes.
      There was, for instance, a lovelorn gentleman, and there
      was a tasteful mountain villa, and there were numbers of
      other scenes that seemed to have interested the artists.
      Several called his own circumstances to mind,
      and he thought of asking his sister for a few to send to Uji.
      The illustration for the scene from Tales of Ise in which the
      hero gives his sister a koto lesson brought him closer to the curtain.
      "'A pity indeed if the grasses so sweet, so inviting,'"
      he whispered, and one may wonder what he had in mind."
      I gather that in those days brother and sister did not have to talk through curtains.
      You are very remote."


      英語訳文(英文)の出典:『The Tale of Genji』
      Edward George Seidensticker(エドワード・ジョージ・サイデンステッカー)コロンビア大学教授(2007年没)




      (2)・自筆の「中国語訳」は次の通りです。


      《総角》
      但画着的都是各美女的姿,
      其中又画着所恋的男子的家屋。是画家潜心模出来的人世相,
      有多可使他想宇治山庄。他感味,便向大公主索得数幅,
      欲以宇治的二女公子。其中有描写在五中将故事的画,
      的是在五中将教他妹妹琴,上“有人来摘”之。
      匂皇子看了,不知起了什感想,稍稍靠近帷屏,
      低声向大公主道:“嫡兄妹之,古代的人也不用隔,
      以常。却我等疏。”


      中国訳文の出典:『源氏物語(Yunsh wy)』
      豊子愷(ほうしがい)中国最初の「源氏物語」翻訳者(文化大革命で没)
      注記・中国語の文字の一部がシステムの関係で反映されない場合があります。この場合、落札後に正確な中国語の文字を記載した中国語訳文を交付いたします。


      「総角の巻」原本の末尾(原本番号88-B)の印は、仙台藩第五代藩主・伊達吉村の正室・伊達貞子の押印

      左の写真2枚が「源氏物語」総角の巻の末尾(原本番号88-B)右面と左面の押印。
      写真一番左下の角印が仙台藩の家紋印(竹に雀)
      家紋印の上の2つの印は仙台藩主第五代藩主・伊達吉村の正室(冬姫)。冬姫は内大臣・通誠の養女。
      冬姫は通称。正式な名は伊達貞子。左端の写真は「総角の巻」末尾の拡大写真。
      左上の篆書体は、「香煙引到楚香処」(香煙引き到る、楚香の処)の押印。
      篆書体の下の二つの印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)と娘・玉映の落款
      写真左から2枚目上の2つの印は仙台藩医・木村寿禎の落款
      右端の写真上は仙台藩主(伊達家)正室一覧表の表紙。表紙の下は一覧の拡大写真(仙台市立博物館・刊行)
      (奥書は、令和2年11月29日に蔵の中の桐箱から発見されたものです。)


      自筆の疎明資料等は、下記の通りです。



      (Ⅰ)・上の写真右端は、高松宮「源氏物語」のうち「桐壺」の巻冒頭・(出典資料 別冊「太陽」「源氏物語絵巻五十四帖」(平凡社・刊)78頁。筆者は近衛関白政家公。中央の写真は、応永五年(1398)の年号。年号の左の印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)の落款(印譜)。左の写真は、桐壺の巻の奥付。左大臣から関白に昇進した近衛基熙(もとひろ)公の花押。上下2段の花押のうち、上の印は。出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)の落款(印譜)、下の印は仙台藩医・木村寿禎の落款(印譜)


      「自筆の画像断層(MRI)写真」


      (出品した自筆の「断層画像写真」(総角の巻)MRI 47―61B
      自筆下二つの印のうち下は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)」、上は娘の幾千姫(玉映)の落款


      「源氏物語」「総角の巻」主人公・総角の資料

      下記写真は、国宝「源氏物語絵巻」の中に描かれる大君・中の君姉妹。


      左側が琵琶と筝を奏でる大君・中の君姉妹、右が姉妹を覗き込む薫の君




      「天皇の曽祖父・大炊御門宗氏の系図」「額縁裏面表記ラベル」
      「近衛基熙の肖像」「後西院天皇主賓の茶会の記録」


      1番上の写真は、第103代後土御門天皇と曽祖父・大炊御門宗氏の系図(公家事典303頁)
      2番目の写真は「額縁裏面」に表記されるラベル。2番目の写真は近衛基熙の肖像(陽明文庫・所蔵)
      3番目の写真は、第107代後陽成天皇の曾孫・近衛基熙の天皇家・近衛家略系図
      4番目の写真は、天皇家・近衛家略系図の出典(淡交テキスト「茶会記」に親しむ・7)平成29年7月淡交社・刊行



      大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」近衛基熙・旧所蔵(断簡)を出品
      商品説明(来歴)大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、第107代後陽成天皇の曾孫・近衛基熙の旧所蔵である。近衛基熙は、「源氏物語」に造詣が深く、「源氏物語」の注釈書『一簣抄』(いっきしょう)を書いてある。出品した大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、近衛基熙が研究のために収集し、のちに近衛家から出雲松江藩主・松平治郷(不昧公)の正室・方子(よりこ)に伝わり、方子の生家である仙台藩から同藩の藩医・木村寿禎に伝来していたものである。

      漢詩文原文上部に「香煙引到楚香処」(香煙引き到る、楚香の処)の漢詩文の落款が押捺されている。この漢詩は「白氏文集」に由来するものです。
      源氏物語「総角」原本に記されております。紫式部が「総角」を書くに際し、「白氏文集」の漢詩を熟読したうえで「源氏物語」の「総角の巻」を書いていることがわかります。この原詩の言葉の引用は、「総角の巻」に用いられていることで広くしられている。紫式部がこの原詩に親しんでいたと推定されている。

      漢詩の落款の意味原本上部の漢詩の落款は、「讃」と称されるもので、古来、掛軸の書画に第三者がお褒めの言葉を書き込むもので元々は自筆でした。貴族から始まり藩主、あるいは高名な茶人や僧侶が書かれて、それが茶会の「掛軸」に装丁されて披露されておりました。 特に出雲・松江藩などの茶道の盛んな大名家の所蔵する自筆などに「讃」が付され、後に自筆に代わり、石刻による「漢詩」の篆書が「讃」として用いられました。 「茶事」は、「ヨーロッパの晩餐会(ばんさんかい)」とも言われます。晩餐会では、「ワインを楽しむために行われる」ところも似ています。とりわけ、茶室に入って行うことは、床の間の「掛け軸」(かけじく)を拝見(はいけん)することです。茶道では「掛け軸は最高のごちそう」といわれております。とりわけ、漢詩の落款は、ただ、古典の漢詩を入れればいいという単純なものではなく、たとえば、「源氏物語」の場合、原本の中に込められている紫式部が考えた知識を読み解くことにあります。「讃」の中に有名な白楽天の漢詩を単純に落款として入れたのではなく、紫式部が原本の中に白楽天の漢詩を読み込んでいることを知ったうえで漢詩を選んでおります。 落款の「讃」の元になるその原文の個所には、
      「香煙引到楚香処」(香煙引き到る、楚香の処)の漢詩文の落款が押捺されている。この漢詩は「白氏文集」に由来するものです。
      つまり、原文の内容に関する漢詩の落款を押捺しているのは、茶会における床の間の「掛け軸」(かけじく)を拝見(はいけん)の際に、茶会を主催する亭主が、客に「最高のごちそう」を振る舞うために披露したものです。茶会の際に落款に記された由来を知った客が広くそのことを社会に広めたために結果的に、多くの茶会に開催される「最高のごちそう」として原文に関係する漢詩の落款を付したものです。「落款」の漢詩の由来を待合において説明する際に、長い時間を要し、茶会における貴重な時間であったと推定されております。


      自筆の希少価値について自筆の稀少価値は、和紙の生成技法の緻密さにあります。上の「拡大断層(MRI)写真」でわかる通り、極めて薄い和紙の上に墨の文字がくっきりと浮き上がるように「源氏物語」の文字が記されております。
      出品している書の「断層(MRI)写真」の原板は、レントゲン写真と同じ新聞の半分ほどの大きさのフィルムです。肉眼では見ることのできない和紙の繊維の一本一本のミクロの世界を見ることができます。日本国内では医療用以外には見ることのできない書の「断層(MRI)写真」です。
      古切の書は、一旦表装を剥離し分析と鑑定検査のために「断層(MRI)写真撮影」をしております。撮影後、展示のために再表装をしております。掛軸や屏風にすることが可能なように、「Removable Paste(再剥離用糊)」を使用しているため、自筆の書に影響をあたえずに、容易に「剥離」することができるような特殊な表装となっております。

      断層(MRI)写真従来、日本の古美術の鑑定の際の分析・解析は、エックス線写真、赤外写真、顕微鏡が中心です。一方、アメリカやイギリスでは研究が進み和紙の組成状況を精確に分析・解析をするために断層(MRI)写真が利用されており、今回の出品に際し、「断層(MRI)写真」を資料として出しました。本物を見分けるための欧米の進んだ分析・解析技術を見ることができます。

      寸法「源氏物語」自筆の大きさ タテ21.8センチ ヨコ12.8センチ。額縁の大きさは タテ37.0センチ ヨコ28.0センチです。額縁は新品です。

      「源氏物語」の自筆について1・筆跡の分析について
       国内における鑑定人は、自筆の筆者を識別するために、個々の文字ごとに字画線の交叉する位置や角度や位置など、組み合わせられた字画線間に見られる関係性によって、個人癖の特徴を見出して識別する方法、また個々の文字における、画線の長辺、湾曲度、直線性や断続の状態、点画の形態などに見られる筆跡の特徴によって識別する方法、そして、書の勢い、速さ、力加減、滑らかさ、などの筆勢によって識別する方法が一般的な手法です。
      一方、欧米では一般的には、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析をコンピューターの数値によって解析しております。数値解析は、文字の筆順に従いX、Y座標を読み、そのX、Y座標をコンピューターへ入力後、コンピューターによって多変量解析を行うものです。解析の基準となるのが「ドーバート基準」で、アメリカでは日本国内の画像データを自動的に収集、自筆の分析に際し、数値データをコンピューターで自動的に解析し「極似」した画像データによって筆者を識別する研究が進んでおります。

      2・大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)の自筆の特定について
      自筆の筆者は、書体、書風から京都の公卿によって書かれたものであるはわかっていたが、昭和38年以来、筆者名は特定されていなかった。その後、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析と並行し、奥書の「宗」の字の下の文字が判読できずにいた。それが、技術の進歩により「宗」の下の文字が「氏」と判読された結果、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)」であることが判明した。
      「源氏物語」には、応永五年(1398)~応永十三年(1406)までの複数の年号の記載があることから、大炊御門宗氏が23歳から31歳までの間に書かれたものと推定されている。宗氏は、正二位・内大臣まで昇進したのち、応永28年(1421)47歳で没している。

      3・自筆「源氏物語」の旧・所蔵者の特定の経緯について
      近衛基熙の旧・所蔵の特定は、「花押」の写真照合技術によるものです。アメリカのコンピューターを用い、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析を、花押の照合に応用し、指紋の照合方法と同じ手法により99.9パーセントの確率で特定に至ったものです。

      4・近衛基熙(このえもとひろ)について
      近衛基熙は、慶安元年(1648年)3月6日、近衛尚嗣(関白・左大臣)の長男として誕生。母は後水尾天皇皇女女二宮。実母は近衛家女房(瑤林院)。幼名は多治丸。父、尚嗣が早世し、尚嗣と正室女二宮の間には男子がなかったため、後水尾上皇の命により、近衛家の外にあった基熙が迎えられて上皇の保護下で育てられた。承応3年(1654年)12月に元服して正五位下に叙せられ、左近衛権少将となる。以後、摂関家の当主として累進し、翌年明暦元年(1655年)従三位に上り公卿に列せられる。明暦2年(1656年)に権中納言、万治元年(1658年)に権大納言となり、寛文4年(1664年)11月23日には後水尾上皇の皇女常子内親王を正室に賜った。寛文5年(1665年)6月、18歳で内大臣に任じられ、寛文11年(1671年)には右大臣、さらに延宝5年(1677年)に左大臣へ進み、長い時を経て元禄3年(1690年)1月に関白に昇進した。近衛基熙は、寛文5年(1665年)から晩年まで『基熈公記』で知られる日記を書いている

      HP近衛基熙・旧所蔵「源氏物語」自筆を出品いたしました。出品以外の所蔵品を紹介した出品者のホームページ「源氏物語の世界」をご覧ください。

      ツイッター「源氏物語の世界」も合わせてご覧ください。


      不昧公 公卿 肉筆 保障 保証 真筆 真筆 親筆 古筆 本物保証 本物保障 室町 掛軸 掛け軸 自筆 天皇 茶道具 宗鑑 良寛 伝来 歌仙 極め 極札 極め札 鑑定
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      注目ショップ 匂宮・今上天皇の皇子、姉上の女一の宮(今上天皇の皇女)を訪問・自筆「源氏物語」総角の原文・茶道61-B 柿右衛門様式

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      商品詳細

      category 柿右衛門様式
      メーカー名

      01b028e75aba

       1933

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