Flim-Flam フリム・フラム

CD「Watermelon Sugar」

CRCH-5010

発売日：2000年01月21日

Produced by S-KEN and Flim-Flam

1. 赤い花

2. まばたきする間に

3. 都会

4. LITTLE RED CORVETTE

5. 指

6. 言葉の雨の中で

S－KENがプロデュースに関わっている、いわゆるR&Bユニットのサード・アルバム。

94年より活動している女性ヴォーカルのハル(のちTIGERとしてソロデビュー)とサウンド・クリエイター、カツの2人によるユニット。プリンスの曲や大貫妙子「都会」のカヴァーを含む、聴き応えのあるミニ・アルバム。

＜Flim-Flam フリム・フラム＞

サウンド・クリエイターのカツ[星克典]とヴォーカリストのハル[井川春]の2人によるR&Bユニット。S-KENプロデュースによるコンピシリーズ「Soup Up」第1弾に参加後、3枚のミニアルバムをリリース。ハルは、TIGERとして2000年09月20日、BMGファンハウスよりシングル「Go on, Together, Forever in the Rhythm」でソロ・デビュー。星は、作・編曲家として活動し、MISIA「SONG FOR YOU」などを手掛ける。

＜TIGER＞

フォクシー・ブラウン、リル・キム、ミッシー・エリオット…本場のヒップホップ・シーンにおいて、フィーチャリング・ラッパーからソロとして頭角を現わすフィメールMCは数多いが、日本のヒップホップ・シーンにもそんな逸材がいよいよ現われた。変幻自在のラップ・スキルに加え、ヴォーカリストとしてのスキルを兼ね備えた期待の純和製フィメールMC "TIGER" だ。

 そんな彼女とて、その卓越したスキルを簡単に手に入れたのではない。「HARU」と名乗っていたころから、伝説のヒップホップ・イヴェント「さんぴんキャンプ」への参加、デリヴァリーやKMWなどのMURO作品へのフィーチャリング・ヴォーカリストとしての参加、R&Bユニット、FLIM-FLAMへの参加などで、「修行」を積み、そのスキルを常に磨いてきたのだ。このデビュー・マキシ・シングルにもその「成果」は十分に表われている。速射砲ライムを交えた緩急自在のフロウは、今までの日本語ラップには聴くことが出来なかった独特のグルーヴ感を生み出し、続くコーラス部分はそのグルーヴ感を淀みなく次のヴァースへと伝えていく…。「グルーヴ感」と「歌心」が更なる高揚感を喚起する数少ない「日本語」ヒップホップの誕生だ。

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