19世紀末、フランスから世界中に、アール・ヌーヴォー(Art Nouveau)と呼ばれる、
従来の様式にとらわれない、花や植物などの有機的なモチーフや
自由曲線の組み合わせによる斬新な芸術様式が生まれ、
ヨーロッパを中心に世界を席巻しました。

そのアールヌーヴォーで第一人者として知られているのが、
「光の魔術師」エミール・ガレです。
数多くのまるで魔法のような芸術作品を残したエミール・ガレですが、
１９０４年に白血病でこの世を去ってしまいます。

その後、ガレの工房で働いていたイタリア人のモンテッシーを中心に
２００人余りの熟練の職人達が、ルーマニア王室のまねきによりルーマニアに移り住み
ガレの魔法を多くの弟子たちに伝承しました。

ガレの生み出したガラスの製法や、植物や樹木、昆虫と言った自然をモチーフとした
デザインは今日にも受け継が彼の開発した技術は時の流れの中で徐々に失われて行きました。

しかしルーマニアのBuzau地方だけはまだその伝統が生きているガラス工房が存在しており、
ルーマニアの工房で、ガレ工房時代から変わらない加工技術が引き継がれ
ハンドメイドにより細部に至るまで注意深く再現されています。

今、ガレ亡き同じ製法で制作されており、言うまでもなく
市場の中でも最高品質の美術品に属します。

しかし、時代の流れによりかつて１００ヵ所以上あった工房も現在では数か所まで激減し
残された工房や熟練の職人が制作する作品は希少価値の高い美術品となっております。


※弊社ではルーマニア人の専属バイヤーが勤務しております。
弊社は直接制作拠点のBuzau地方へ最高品質の作品を追い求め現地に行き
SC GRAUR STIL GLASS SRL社と販売契約を結ぶことができました。
こちらの商品は シリアルナンバー付きで発行された証明書が付属してます。

ぜひこの機会に唯一無二ハンドメイドの作品をお買い求めくださいませ。

製法
「被せガラス」は色ガラスを幾層も重ね合わせて立体感を生むガレを象徴する技法。
ガラスの重ね具合や厚さ、組み合わせにより唯一無二の作品が完成します。
また、特殊な液体で腐食させ模様を浮き出す「エッチング」、ガラス表面を削る
「グラヴェール」など当時の技法を駆使。
すべて熟練職人による手作業でガレの優雅な世界観を実現しました。
また、電飾部の規格が欧米仕様になっていましたので日本製の電飾部品と取り換えしています。